私たちが受給できる「年金」には、大きく分けて3つの種類があります。

• １、「国民年金」・・・国内に住む20～60歳未満のすべての人が加入する
• ２、「厚生年金保険」・・・会社員が加入する
• ３、「厚生年金基金」・・・国の年金とは別の、私的な年金制度

会社員の方は、1.国民年金と、2.厚生年金保険に同時に加入しています。
年金を受け取る年齢になったときには、1から「基礎年金」、2から「厚生年金」をそれぞれ受給します。
さらに、3.厚生年金基金に加入している方は、国の年金とは別に基金からの年金を受け取ることができます。
このように私たちの年金は「国民年金(1階)」「厚生年金保険(2階)」「厚生年金基金(3階)」という、3階建てのしくみで構成されています。
企業が負担する金額が決められており、加入者が自分で資産運用を行い、その結果によって受けられる年金額が決まる制度です。

厚生年金基金の大きな特徴として、3階建ての2階部分、国の支給する「厚生年金保険」の一部を代行して運営しています。
具体的には、
「基本年金」：厚生年金保険の代行給付に”プラスアルファ”を乗せる給付
「加算年金」：基金が独自に設計する、加入期間に応じた上乗せ給付
という2つの形の給付となり、将来、国の年金に加えてこの基金独自の給付を受け取ることができます。